「覚悟はもうとっくにできている」

自分の怒りを炎に変える能力を持つ少年。
幼い頃、両親に捨てられ孤児院で育った。

名前もなく、その年に初めて入ってきたため、孤児院のみんなは彼のことを「一番目」と呼んだ。
その次に入ってきた「二番目」とは特に仲が良く、「二番目」は彼の人生において大きな転換点となった。

孤児院の教師たちは暴力的だった。小さくて幼かった「一番目」は何もできない現実と自分自身に怒りを感じた。
そんな中ある日、孤児院に謎の爆発事故が起こり、孤児院の子供たちは皆孤児院から逃げ出し、ばらばらになった。
その後、孤児院出身の子供たちの行方は分からなくなったが、一人、「一番目」だけはばらばらになった兄弟たちを探すために姿を現した。
炎から生まれた子、「ケネス」という新しい名前と共に。